ニュースリリース - 2019年12月19日

シノプシスとポルシェ・コンサルティングがデジタル世界の未来に向けた自動車開発を加速するためのフレームワークを公表

総合的なオートモーティブ・システム開発の品質、スピード、効率の面で持続可能な発展を促進する全体的アプローチ

2019年12月19日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - シノプシス（Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS）は本日、ポルシェ・コンサルティング社と共同で、最先端のオートモーティブ・エレクトロニック・アーキテクチャの開発プロセスの要点をまとめたホワイトペーパーを発刊したことを発表した。“Revolutionizing Automotive Development for the Digital Future”と題したこの白書には、ポルシェ・コンサルティング社のシステム・エンジニアリングの指針を踏まえて、自動車開発企業やその開発プロセス向けのシノプシスのTriple Shift-Left開発手法を結集させた統合的な開発手法が記されている。この手法を活用することにより、自動車OEM企業各社は、車載規格準拠のIPを用いて安全性とセキュリティが確保された車載向けSoCの開発を実現し、仮想プロトタイピング・ソリューションを用いて車載ソフトウェア開発の開始を最大18か月前倒しし、サプライチェーン全体をカバーした開発/テストによってソフトウェアのセキュリティならびにクオリティを評価することが可能となる。

ポルシェ・コンサルティング社　アソシエイト・パートナー　Kevin Schwutke氏は次のように語っている。「自動車OEM企業各社は、デジタル技術を駆使した自動車の能力ならびに機能が更に拡張され急速な進化を遂げることを望むユーザーの声に応えていくため、しのぎを削っています。ネット接続され自動運転を可能にした次世代のエレクトリック・カーを実現するため、エレクトロニクス・ハードウェアならびにソフトウェアは複雑化を極めており、自動車開発チームに対して新たなそして気の遠くなるような試練を突き付けています。シノプシス社のTriple Shift-Left開発手法は、最先端のハードウェアならびにソフトウェア開発ソリューションをベースにしており、エレクトロニック・エンジニアリングの効率と品質を目覚ましく向上させ、エレクトロニック・アーキテクチャ開発プロセスのスピードを高めてくれます」

シノプシス　オートモーティブ担当副社長　Burkhard Huhnkeは次のように述べている。「ADASならびに自動運転システムを可能にする複雑なアーキテクチャを開発していくためには、SoCに始まってECUそして自動車そのものに至るサプライチェーン全体にわたって、複雑な開発プロセスを適用していく必要があります。当社のTriple Shift-Left開発手法を適用することによって、先進の自動車関連各社は、シリコンチップ設計を加速し、ソフトウェア開発期間を短縮し、開発ライフサイクル全般を通じた機能安全ならびに信頼性の確保が可能となります」

参考情報

シノプシス・オートモーティブ・ソリューションの詳細は下記より入手可能。

https://www.synopsys.com/ja-jp/automotive.html

シノプシスについて

Synopsys, Inc.（Nasdaq上場コード:SNPS）は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域（Silicon to Software^™）をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化（EDA）ソリューションならびに半導体設計資産（IP）のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC（system-on-chip）設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。詳細な情報は、https://www.synopsys.com/ja-jpより入手可能。