2019年10月2日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、車載ソフトウェアならびにシステム開発向けシミュレーション/テスト・ツールならびにサービスのリーディング・カンパニー QTronic社(本社:ドイツ)の買収が完了したことを発表した。
車載ソフトウェアは大規模化が急激に進んでおり、ハードウェアとの相互作用の複雑化も相まって、次世代パワートレイン/先進の運転支援システム/電気自動車/自動運転システムを開発している自動車メーカーや部品メーカー各社は非常に大きな開発課題に直面している。こうした課題を乗り越えるため、各社は、仮想的な開発環境やテスト環境を導入して、より早い段階でソフトウェア開発を開始し、製品出荷後も遠隔操作による継続的なシステム・アップデートやテストを可能にする取り組みを加速している。マッキンゼー・アンド・カンパニー社の報告書「Testing and validation: From hardware focus to full virtualization?」では、次のように述べられている。“今後、シミュレーションを実行する仮想ツールの機能は強化され続けると予想している。開発企業は、こうしたツールを活用して、実機のプロトタイプ製作を行うことなく、機能の正当性確保に注力した開発を進めていくことが重要になる”
QTronic社のシミュレーションならびにテスト・ツールが加わることにより、車載エレクトロニクス・システムのサプライチェーン全体のシステムならびにソフトウェア開発を支援するシノプシスの包括的なオートモーティブ仮想開発ソリューションの提供が加速する。
買収条件の詳細は公表していないが、今回の買収がシノプシスの財務に与える影響は非常に軽微である。
シノプシスについて
Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。詳細な情報は https://www.synopsys.com/ja-jp より入手可能。
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TEL: 03-6746-3940 FAX: 03-6746-3941
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