ADASならびに自動運転向けSoCの開発企業十数社に採用されているFinFETプロセス対応DesignWare IP
概要
7nmプロセス対応の、LPDDR4x、MIPI CSI-2ならびにD-PHY、PCI Express® 4.0、セキュリティIPからなる幅広いコントローラIP/PHY IPを提供
車載システムに求められる信頼性と15年耐用性を実現するため、TSMC 7nmプロセスの最先端の車載グレード・デザイン・ルールを満たしたIPソリューション
ASIL対応のためのセーフティ・パッケージ、FMEDAレポート、セーフティ・マニュアルとともに提供するISO 26262 ASIL Ready IPにより、SoCレベルの機能安全アセスメントを短期化
2018年10月1日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード:SNPS)は本日、TSMC社の7nm FinFETプロセス向けの車載グレードDesignWare® Controller and PHY IPの提供開始を発表した。ADASならびに自動運転向けSoCに求められる信頼性と経年耐用性を実現するため、TSMC 7nmプロセスの最先端の車載グレード・デザイン・ルールを満たしたLPDDR4x、MIPI CSI-2ならびにD-PHY、PCI Express 4.0、セキュリティIPからなるDesignWare IPソリューションを提供する。業界をリードする車載システム開発企業で採用されてきたFinFETプロセス対応の幅広いシノプシス ISO 26262 ASIL Ready IPソリューションをさらに拡充するものである。またAEC-Q100が定める厳格な温度耐性要件を満たしており、車載SoC向けに高い信頼性を提供するIPソリューションとなっている。更に、FMEDA(Failure Modes, Effects, and Diagnostic Analysis)レポートをはじめとするオートモーティブ・セーフティ・パッケージも提供しているため、設計者は、開発工数を数ヶ月単位で削減でき、SoCレベルの機能安全アセスメントにかかる期間を短縮することができる。
TSMC社 デザイン・インフラストラクチャ・マーケティング担当 シニア・ディレクター Suk Lee氏は次のように語っている。「当社はシノプシス社との長年にわたる協業を通じて、お客様各社が最先端のプロセス・テクノロジがもたらすメリットを活用して性能/消費電力/面積の目標を達成できるよう支援してまいりました。当社の7nm FinFETプロセス向けの車載グレードDesignWare IPの提供は、厳しい設計目標を達成して製品をいち早く市場に送り出すために必要な高品質なIPを設計者に提供するというシノプシス社のコミットメントの継続を明確に示すものです」
シノプシス IPマーケティング担当副社長 John Koeterは次のように述べている。「車載グレードIPの開発にあたっては、ISO 26262が定める厳格な機能安全規格とAEC-Q100が要求する信頼性基準をクリアできる品質を確保するため、深い専門知識と厳格な開発プロセスが要求されます。当社は、TSMC社の7nmプロセスのような最先端ノードに対応した車載基準準拠IPの開発に巨額の投資を続けており、設計者の皆様がより短期間で、機能安全、信頼性、車載品質の基準に対してSoCレベルで適格性確保を実現できるよう支援しています」
提供時期ならびに関連情報
TSMC 7nmプロセス対応の車載グレードDesignWare IP for LPDDR4x、MIPI CSI-2、MIPI D-PHY、PCI Express 4.0は、既に提供を開始している。
シノプシスの車載向けDesignWare IPソリューションの詳細は、https://www.synopsys.com/designware-ip/ip-market-segments/automotive.htmlより入手可能。
DesignWare IPについて
シノプシスは、システムオンチップ向けの高品質かつシリコン実証済みIPのリーディング・プロバイダである。シノプシスの多岐にわたるDesignWare IP群は、ロジック・ライブラリ、組込みメモリー、組込みテスト、アナログIP、有線・無線通信向けインターフェイス(業界標準プロトコル)IP、セキュリティIP、組込みプロセッサ・コアとそのサブシステムで構成されている。IPに関連するソフトウェア開発とハードウェア/ソフトウェア統合を容易にするため、シノプシスのIP Acceleratedイニシャティブは、IPプロトタイピング・キット、IP向けソフトウェアの開発キット、IPサブシステムを提供している。DesignWare IPは、信頼性の高い開発手法、品質確保のための巨額の投資の所産であるだけでなく、包括的な技術サポートとともに提供されているため、設計者は、IPのSoCへの統合リスクを最小化し、最終製品の市場投入までにかかる期間を短縮することができる。
詳細情報はhttps://www.synopsys.com/designwareより入手可能。
シノプシスについて
Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。
詳細情報は、https://www.synopsys.com/ja-jpより入手可能。
# # #
Synopsysは、Synopsys, Inc.の登録商標または商標です。
その他の商標や登録商標は、それぞれの所有者の知的財産です。
<お問い合わせ先>
日本シノプシス合同会社 フィールド・マーケティング・グループ 藤井 浩充
TEL: 03-6746-3940 FAX: 03-6746-3941
2024/5/6 - シノプシス、ソフトウェア・インテグリティ・グループ事業のClearlake Capital社とFrancisco Partners社への売却で正式契約を締結
2024/4/24 - シノプシス、TSMC社の最先端プロセスを活用した次世代チップ・イノベーションを加速
2024/4/17 - シノプシス、包括的なソフトウェア・サプライチェーン・セキュリティ対策のための新ツールBlack Duck Supply Chain Editionを提供開始
2024/4/17 - シノプシス、オープンソース・セキュリティ&リスク分析レポートを発表 コードベースの74%に高リスクのオープンソース脆弱性、前年から54%増加