セキュリティ分野で高度な実績を持つ5名のボード・メンバーがシノプシスのセキュリティ関連製品ならびにサービスの技術革新に向けて指針を提言
2018年1月11日 カリフォルニア州マウンテンビュー発 - シノプシス(Synopsys, Inc.、Nasdaq上場コード: SNPS)は本日、社内にテクニカル・アドバイザリー・ボード(TAB)を新設すると発表した。シノプシス・ソフトウェア・インテグリティ・グループの製品/サービスの開発に指針を提言し、イノベーションを促進し、長期的視点での事業の発展強化の役割を担う。ソフトウェア・セキュリティの分野での実績と幹部経験を持つ5人のメンバーが、より広範囲にわたるソフトウェア業界のトレンドを踏まえて、シノプシスの技術開発ならびにソリューション戦略について助言し、顧客企業や市場の要求に基づいたプライオリティ策定を支援する。
シノプシス ソフトウェア・インテグリティ・グループ ジェネラル・マネージャー Andreas Kuehlmannは、次のように述べている。「当社の事業展開の根幹は、革新性の高い最先端ソリューションの提供でお客様に並外れた価値をご提供することにあります。当グループは、既に世界レベルでトップクラスのエキスパートを多数擁しているとはいえ、技術戦略の見直しと拡大のために外部の客観的な知見を取り入れる体制を構築しておくことも非常に重要です。熟達したテクノロジストで構成するTABは、この点で大きな力となってくれるでしょう」
シノプシスのセキュリティ・テクノロジ担当副社長 Dr. Gary McGrawがTAB議長を務める。創設メンバーは、他にDr. Brian Chess(オラクル社)、Dr. Neil Daswani(シマンテック社)、Dr. Charlie Miller(クルーズ・オートメーション社)、Dr. Laurie Williams (ノースカロライナ州立大学)である。
Oracle NetSuite社にてインフラストラクチャ/セキュリティ/コンプライアンス担当・グローバル副社長を務める。前職は、Fortify Software社の創立者・チーフサイエンティスト。カリフォルニア州立大学にて、ソフトウェア・ソースコードの脆弱性の特定を目的としてコンピューター・セキュリティ技術ならびにメソッドを研究し、コンピューター・エンジニアリング博士号を取得。半導体設計、Webアプリケーション、コンピューター・セキュリティに関する十数件に及ぶ特許を持つ。
シマンテック社コンピューター・ビジネス事業部にてチーフ・インフォメーション・セキュリティ・オフィサーを務める。前職は、LifeLock(Symantec社が買収)、Twitter、Dasient、Google、スタンフォード大学、NTT Docomo USA Labs、Yodlee、Telcordia Technologies(旧Bellcore)で、研究/開発/講師/経営職を歴任。
クルーズ・オートメーション社にて自動運転セキュリティ主席アーキテクトを務める。ノートルダム大学にて数学博士号を取得後、アメリカ国家安全保障局(National Security Agency)にコンピューター・ハッカーとして勤務。その後は、Twitter、Uber、Didi Chuxingなどに勤務。2015年のJeep Cherokee 140万台リコールの発端となった遠隔操作による自動車ハッキングを同僚のChris Valasek氏とともに成功させたことで知られる。
ノースカロライナ州立大学(NCSU) 工学部 コンピューター・サイエンス科にて暫定責任者兼教授を務める。2011年より、アメリカ国家安全保障局が出資するNCSU Science of Security Labletの共同ディレクター。IEEE Fellowを授与されており、発表した査読済み論文は240を超える。
シノプシスにてセキュリティ・テクノロジ担当副社長を務める。前職は、CigitalのCTO(2016年、シノプシスが買収)。ソフトウェア・セキュリティにおける世界的権威であり、この分野で著作した書籍(複数)はベストセラーとなっている。複数のビジネス/IT担当幹部の戦略カウンセラーとしての活動のほか、複数のソフトウェアならびにセキュリティ関連企業のアドバイザリー・ボード・メンバーも勤めている。
シノプシス・ソフトウェア・インテグリティ・プラットフォームについて
シノプシスは、ソフトウェア開発ライフサイクルとサプライチェーンにインテグリティ(セキュリティとクオリティ)を確立するための業界で最も包括的なソリューションを提供している。このソフトウェア・インテグリティ・プラットフォームは、シノプシスが業界をリードするテスト・テクノロジ、解析自動化テクノロジ、そして強靭なツール群やサービスを提供するエキスパートの所産である。これによりソフトウェア開発企業/団体は、開発工程の早期段階でソフトウェアの欠陥や脆弱性を検知/修正し、開発リスクを最小化、開発効率を最大化するための独自の対策を構築することが可能となる。シノプシスは、アプリケーション・セキュリティ・テスト(AST)のリーディング・カンパニーとして高い評価を受けており、IoT、DevOps、CI/CD、クラウドといった新しいテクノロジやトレンドでベスト・プラクティスの実践を可能にする独自のポジションを確立している。
詳細情報は、https://www.synopsys.com/software-integrity.htmlより入手可能。
シノプシスについて
Synopsys, Inc.(Nasdaq上場コード:SNPS)は、我々が日々使用しているエレクトロニクス機器やソフトウェア製品を開発する先進企業のパートナーとして、半導体設計からソフトウェア開発に至る領域(Silicon to Software)をカバーするソリューションを提供している。電子設計自動化(EDA)ソリューションならびに半導体設計資産(IP)のグローバル・リーディング・カンパニーとして長年にわたる実績を持ち、ソフトウェア品質/セキュリティ・ソリューションの分野でも業界をリードしており、世界第15位のソフトウェア・カンパニーとなっている。シノプシスは、最先端の半導体を開発しているSoC(system-on-chip)設計者、最高レベルの品質とセキュリティが要求されるアプリケーション・ソフトウェアの開発者に、高品質で信頼性の高い革新的製品の開発に欠かせないソリューションを提供している。
詳細情報は、https://www.synopsys.com/ja-jpより入手可能。
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